ウユニ塩湖のようなリフレクション写真を、いつか撮ってみたい。
そんな憧れを抱きながら訪れたのが、「日本のウユニ塩湖」と呼ばれる父母ヶ浜でした。
干潮と夕陽が重なるベストタイミングではなく、天気も不安定。
正直、条件はあまり良いとは言えない日でした。
それでも浜辺に立ったとき、思いがけず水面に景色が映り込みました。
完璧ではなかったけれど、忘れられない撮影時間になりました。
父母ヶ浜でリフレクションを撮りたかった理由
もともと、ウユニ塩湖のような景色に憧れがありました。
写真で眺めるたびに、いつか行けたらいいな、いつかあんな写真が撮れたらいいなと、どこかで思い描いていた景色です。
今回の香川旅行は、うどんと男木島を訪れること以外、特に決まった目的はありませんでした。
旅の情報を調べる中で偶然目に留まったのが、「日本のウユニ塩湖」と呼ばれる父母ヶ浜でした。
水面に空や人影が映り込む写真を見て、
「ここなら、あの憧れに少し近づけるかもしれない」
そう感じたことが、父母ヶ浜を訪れてみたいと思ったきっかけです。
ただ、調べてみると干潮と日没が重なるベストな条件は翌日。
天気も安定しない予報で、条件が良いとは言えませんでした。
それでも、ウユニ塩湖のようなリフレクションを一度は撮ってみたい。
その気持ちだけを頼りに、父母ヶ浜へ向かうことにしました。
この日の天候と、撮影できたタイミング
この日は、晴れ間がのぞいたり雲に覆われたりを繰り返す、不安定な天候でした。
父母ヶ浜へ向かう直前には厚い雲が広がり、正直なところ夕陽は期待できない状況でした。
それでも、日没の瞬間に雲と海の隙間から夕陽が顔を出す可能性にかけ、日没の約45分前に父母ヶ浜へ到着。
浜辺にはすでに多くの人が集まり、それぞれが撮影のタイミングを待っている様子でした。
浜辺へ向かおうとしたその時、突然の激しい雨。
しばらく雨宿りをしながら様子を見ていると、10分ほどで雨は止み、風もほとんどありませんでした。
多くの人が雨宿りをしている間に、浜辺は一気に静けさを取り戻していました。


雲の隙間から夕陽が見え始め、半ば諦めながら浜辺へ出てみると、風はほとんどなく、水面は想像以上に穏やか。
カメラを構えると、しっかりと景色が映り込み、リフレクションを狙える状態でした。


完璧な条件とは言えませんでしたが、
この日の天候とタイミングが重なったからこそ出会えた、印象に残る撮影時間になりました。

リフレクションを狙うなら知っておきたいこと
父母ヶ浜でリフレクションを撮るためには、いくつか意識しておきたいポイントがあります。
まず重要なのが風の強さです。
水面が鏡のように映るかどうかは、風の影響を大きく受けます。この日はほとんど風がなく、雨上がりでも水面が落ち着いていたため、リフレクションが出やすい状態でした。現地に着いたら、まず水面の揺れを確認するのがおすすめです。
次に足元と服装。
リフレクションが出る場所は、薄く水が広がっているエリアや潮だまりが中心になります。
撮影を始めたときは浅かった場所も、時間が経つにつれて潮が満ちてきました。被写体側から戻ってくる頃には、場所によっては海水が膝下あたりまで達していたところもありました。

一見すると浅そうに見えても、水位は想像以上に変化します。
そのため防水の靴やサンダルを用意しておくと安心です。夕方以降は気温が下がりやすいので、濡れても冷えにくい服装だと快適に過ごせます。
そして撮影のタイミング。
干潮と日没が重なる時間帯が理想とされていますが、必ずしも条件が完璧でなくてもチャンスはあります。雨上がりや潮が引ききる前後など、水が薄く残っている時間帯に、思いがけず美しいリフレクションが見られる瞬間もありました。
ただし、これらの条件がそろっていても、必ずリフレクションが撮れるとは限りません。
天候や風、潮の残り方はその日その時で変わります。同じ条件でも、見え方がまったく違うこともあります。
「今日は出会えたらラッキー」くらいの気持ちで訪れるほうが、父母ヶ浜らしい時間を楽しめると感じました。
訪問前には、干潮と日没の時間帯や撮影ポイントを事前に確認しておくと安心です。
三豊市観光交流局の公式サイトでは、おすすめの時間帯や写真の撮り方が詳しく紹介されています。
私も出発前に、こちらのサイトをチェックしてから向かいました。
リフレクションが撮れた場所と立ち位置
父母ヶ浜でリフレクションを狙うなら、水が薄く広がっているエリアを探すのがポイントです。
干潮前後の浜辺には、小さな水たまりや潮だまりが点在しており、こうした場所が鏡のような水面になりやすくなります。
撮影時の立ち位置も重要です。
夕陽は海に沈むため、撮影者は水たまりの手前側に立ち、水たまりの奥(海側)に被写体がくる位置関係を意識すると、空と被写体が水面にきれいに映り込みます。
必ずしも大きな水たまりである必要はなく、
薄く水が残っている程度でも十分にリフレクションは成立します。
浜辺を少し歩きながら、水面が風で揺れていない場所、足跡の少ない場所を探すのがおすすめです。
低い位置からカメラを構えると、水面への映り込みが強調され、より印象的な一枚になります。
人は多いけれど、撮影できる場所は意外とある
父母ヶ浜は、夕暮れが近づくにつれて多くの人が集まります。
浜辺に立つと、すでにたくさんの人が並び、最初は「撮る場所がないかも」と感じるかもしれません。
けれど、浜全体に浅く水が広がっているため、少し場所をずらすだけで撮影できる余白を見つけることができました。
特に、端のほうや人の流れが落ち着いたタイミングを狙うと、静かな一枚が撮りやすくなります。
みんなが同じ場所に集まっているようで、視線を外せば、それぞれのリフレクションを楽しめる空間が残っている。
父母ヶ浜は、そんな懐の深さを感じる場所でした。
駐車場の混み具合と注意点
父母ヶ浜周辺には複数の無料駐車場がありますが、夕方の撮影時間帯は特に混雑します。
この日は日没45分前ごろに到着しましたが、すでに多くの車が停まっていて、駐車場を探すのに少し時間がかかりました。
特に、干潮と夕陽が重なる時間帯や、週末は混雑している印象です。
「まだ大丈夫だろう」と思って向かうと、想像以上に混んでいることもあります。
スムーズに行動したい場合は、
- 日没より余裕をもって到着する
- 複数の駐車場候補を事前に確認しておく
この2点を意識しておくと安心です。
また、撮影後は一斉に人が帰り始めるため、出庫時に時間がかかることも。
時間に余裕をもって行動するか、少し浜辺で余韻を楽しんでから出発するのもおすすめです。
まとめ|完璧じゃない日でも、行ってみて良かった
父母ヶ浜のリフレクションは、干潮や夕陽、風の有無など、いくつもの条件が重なってこそ出会える景色です。
この日は決して理想的な条件ではありませんでしたが、雨上がりの静かな時間に、思いがけず水面に映る景色を見ることができました。
必ず撮れるわけではないからこそ、出会えたときの喜びはひとしおです。
事前に潮見表を確認し、服装や持ち物を整えておくことで、チャンスを逃さずに楽しめると感じました。
人は多くても、場所やタイミングを少し工夫すれば、思い思いの一枚を残すことができます。
完璧な条件にこだわりすぎず、その日の空や海の表情を受け止めながら過ごす時間も、父母ヶ浜の魅力のひとつです。
「今日はどうだろう」と少しの期待を胸に、また訪れたくなる場所でした。
■訪問時期:2025年11月
■場所:香川県・父母ヶ浜
■移動手段:車
