応援ナースをやろうと思ったことは、私にとって大きな変化でした。
それまで当たり前だと思っていた働き方を、少し違う角度から見てみたいと思ったのです。
同じ場所で働き続けることにどこか違和感を持ちながらも、どう変えればいいのかわからないでいました。
そんな中で、自分のペースで働き、必要なときに休める働き方ができたらいいと思うようになりました。
そのきっかけになったのが、映画の撮影現場での経験でした。
映画のセットナースを経験して
映画の撮影現場で、セットナースとして働く機会がありました。
海外作品の日本ロケで、期間はおよそ2か月です。
正直に言うと、最初は現場の流れも分からず、何をしていいのかも分からない状態でした。
自分の役割をうまく果たせているとは言えず、無力感を感じることも多かったと思います。
さらに、海外のキャストやスタッフには英語で対応する場面もありましたが、ほとんど話すことができず、もどかしさを感じることもありました。
不慣れな現場で、日々をこなすことで精いっぱいだったというのが正直なところです。
それでも、現場にはさまざまな立場の人がいて、それぞれが自分の専門性を持ちながら働いていました。
一緒に働く中で、組織に属さないフリーランスの働き方を知りました。
その逞しさや、自由と責任が共存している働き方に、憧れを抱きました。
この経験が、自分の働き方を考えるきっかけの一つになりました。
働き方への違和感と、長期休暇という軸
フリーランスの働き方を知ったことで、自分の中にあった違和感が、少しずつはっきりしてきました。
もともと、同じ場所で働き続けることにはあまり向いていないと感じていました。
環境が変わらないことや、考え方が固定されていくことに、どこか窮屈さを感じていたのだと思います。
それと同時に、大好きな旅をするために、自分のペースで長期休暇を取れる働き方をしたい、という気持ちも強くなっていきました。
これまでに海外一人旅や短期留学を経験し、旅に出ることで視野が広がったり、考え方が少し柔らかくなる感覚がありました。
だからこそ、仕事を優先してそれを諦めるのではなく、
「どうすれば両立できるか」を考えるようになりました。
そんな時に知ったのが、応援ナースという働き方でした。
応援ナースは数ヶ月〜半年ほどの契約が多く、一定期間働いた後にまとまった休暇を取りやすい働き方です。
そのため、「この時期に海外へ行きたい」と思ったときに、比較的計画が立てやすいと感じました。
応援ナースのメリット・デメリットについては、実際に働いてみて感じたことを、別の記事にまとめる予定です。
応援ナースという選択と、北海道を選んだ理由
働き方の条件として考えていたこと
応援ナースという働き方を選ぶにあたって、自分の中でいくつかの条件がありました。
ひとつは、これまで経験してきて好きだと感じていた分野である、透析で働けることです。
応援ナースは即戦力を求められるため、病棟業務が好きでない私でも、透析であればある程度の自信がありました。
また、他の透析施設を知ることができ、学びにもつながるのではないかと考えました。
もうひとつは、猫と一緒に生活できる環境であることです。
社会人2年目からずっと猫と暮らしていたため、離れて働くという選択肢はありませんでした。
こうした条件をもとに、応援ナースの求人を探していきました。
北海道という場所を選んだ理由
条件に合う求人を探していく中で見つけたのが、北海道での応援ナースの募集でした。
透析での募集があり、さらにペット可という条件も満たしていました。
そして何より、北海道は一度は行ってみたいと思っていた場所でもありました。
これまで旅行では訪れたことのない土地で生活すること、さらに猫2匹を連れての移動に、不安がなかったわけではありません。
それでも、「このタイミングを逃したら、きっと行かないままになる」と思い、北海道を選ぶことにしました。
なお、猫2匹との長距離移動については、別の記事で詳しくまとめる予定です。
実は、もともと同じ場所で働き続けるつもりはなかった
振り返ってみると、もともと同じ場所で長く働き続けるつもりはありませんでした。
看護師として働き始めた頃から、いろいろな場所で経験を積みたいという気持ちがありました。
一つの環境に長くいることで、考え方や知識・技術に偏りが出ることへの不安もあったのだと思います。
実際に、離島ナースのような働き方にも興味があり、挑戦しようと考えたこともありました。
結果的にはタイミングが合わず実現しませんでしたが、今思えば、その頃から「場所に縛られない働き方」に惹かれていたのかもしれません。
まとめ
応援ナースを選んだきっかけはひとつではなく、これまでの経験や考え方が少しずつ重なった結果でした。
同じ場所で働き続けることへの違和感、長期休暇を取りたいという気持ち、そしてフリーランスの働き方に触れた経験。
それらが繋がって、「環境を変えてみよう」と思うようになりました。
不安がなかったわけではありませんが、あのとき動いたことで、これまでとは見える景色が確実に変わりました。
応援ナースとして北海道を選んだその先については、また別の記事で書いていこうと思います。
